藤あや子(ふじ あやこ、1961年5月10日 - )は日本の女性演歌歌手である。所属事務所はバーニングプロダクション。秋田県仙北市(旧仙北郡角館町)出身。
女性演歌歌手としては珍しく、自ら作詞作曲も行う。その際は、小野彩(このさい)というペンネームを使っており、自身の作詞作曲の作品も多い。
伍代夏子坂本冬美とは公私共に仲が良い。
20歳で娘を出産し、離婚後にデビューをしたと語っている(1981年に結婚。出産の後、翌年に離婚。なお、別れた夫は離婚後に自殺している)。
娘が2007年の1月15日に入籍した。またその際、その婚姻届の証人欄に王貞治と野田秀樹に署名してもらった。王とは行きつけの寿司店でよく顔を合わせる飲み仲間という縁で、証人を引き受けてくれた。長女はその後、2008年5月に第1子となる女児を出産した。
かなりのロック好きで、ボンジョヴィやエアロスミスの日本公演では度々藤あや子の目撃情報が音楽雑誌等に寄せられることもあり、音楽評論家で元BURRN!誌編集長の酒井康との対談で「自分の葬式には是非スティーヴンタイラーに『アヴェマリア』を歌ってほしい!」と発言したこともある。
また意外にも抜けている性格だという。仕事の移動で飛行機に乗った際に着陸した後、ベルトを外した時に誤って私服のズボンのベルトも外し、そのまま歩いて降りようとした事がある。その時に一緒に搭乗していた坂本冬美が慌てて、バッグで隠したというが、本人は全く気づかなかった。
着物メーカーのキャラクターをつとめることも多いが、プライベートでは専らジャージ姿で過ごしている事が多く、家用のジャージとお出かけ用のジャージがあるとのこと。
大事件
小学4年生の時から民謡を習い、高校卒業後、就職し職を変えながら民謡歌手として地元で活躍。秋田県主催「ミス花嫁コンテスト」で優勝。
1985年、『勝ち抜き歌謡天国』(NHK)で優勝。
1987年6月21日、CBSソニーから村勢真奈美の芸名で、「ふたり川」(作詞: 石本美由起、作曲:船村徹)でテビュー。
1989年9月21日、藤あや子に芸名を変え、「おんな」(作詞: 荒川利夫、作曲: 叶弦大)で再デビュー。
1992年、「こころ酒」が大ヒットし、第25回日本有線大賞を受賞。また同年の第43回NHK紅白歌合戦に初出場を果たす。同曲から1994年発売の「女泣川(おなきがわ)」まで3作連続オリコンシングルチャートTOP10入りを記録した(女性演歌歌手として平成初の記録。その後、水森かおりが記録更新)。
1994年、「花のワルツ」で2度目の日本有線大賞を受賞。
2010年6月から、突発性難聴のため休養中。