小档案
尾崎 紀世彦(1943年1月1日 - )は、父がイギリス人と日本人のハーフ、母が日本人というクォーターで神奈川県茅ケ崎市出身の歌手である。愛称は「キーヨ」。立派な「もみ上げ」がトレードマークで、そのダイナミックな歌唱力から「和製トムジョーンズ」と呼ばれることがある。
小简介
当初は「ジミー時田とマウンテンプレイボーイズ」のメンバーだったが、1967年にGSでも活躍したコーラスグループザワンダースに参加。グループ名の由来は、元デュークエイセスの和田昭治に師事した事から師匠の名前をもじったと言われる。
ザワンダース時代にはNHKの番組に多く出演し、その一方で『キャプテンスカーレット』『妖術武芸帳』『ばくはつ五郎』など、数多くのテレビ主題歌を録音[1]。「ジエコーズ」の変名を使って、『ウルトラセブン』主題歌、挿入歌の歌唱も担当し、主題歌冒頭で連呼される「セブン」の3番目が尾崎の声である。
『別れの夜明け』でソロデビュー。デビューにあたって、ザワンダースのリーダー小栗俊雄が歌手を引退、日音に所属し尾崎のディレクターとなった。その後、尾崎の代表曲となる『また逢う日まで』のレコーディングの際には、既に解散していたザワンダースの元メンバーが再結集し、バックコーラスを務めた。
2枚目のシングル『また逢う日まで』が売り上げ100万枚を突破し、1971年に第13回日本レコード大賞と第2回日本歌謡大賞をダブル受賞。同年、第22回NHK紅白歌合戦に初出場。翌1972年、『ゴッドファーザー~愛のテーマ』をカヴァーしてヒットさせ、紅白出場。1990年、3度目の紅白出場。近年はアニメ、『空想科学世界ガリバーボーイ』の主題歌『燃えろ!ガリバーボーイ』を歌っている。
日本レコード大賞を受賞した際に両手でVサインをし、さらにトロフィーを持ち上げて笑顔でVサインをしたパフォーマンスは、今もテレビで流れる名シーンである。